上記Bの場合は、Heroコンテンツとしてパフォーマンスの良い動画で、公開初日は視聴回数は少なかったものの、7日後に急増し、また1年後にも急増しているという2度ピークを生んでいます。

ちなみにこのAとBを「視聴者>チャンネル登録者の総再生時間」で確認してみると…

A

B

となり、AはまさにHubとして機能し、BはHeroとして機能していることが分かります。

その後「視聴者>年齢と性別」を確認しそれぞれにズレが無いかと確認し一安心といったところですが、さらに深堀するとなぜAは優秀なHubだけでなく、B的なHeroとしても機能しなかったのか?というところにヒントがある気もします。
  • そもそもHeroにはなりえない動画であった(ファン限定コンテンツ)
  • サムネイルと動画タイトルを工夫すればHeroにもなりえた動画であった

という二種類の結論が想定されますが、その判断のヒントになる可能性があるのが、「エンゲージメント>視聴者維持率」になります。

アナリティクスでは上記のように説明してくれていますが、私個人の経験上、安定的に多くの視聴回数を獲得しているHubコンテンツは一番上の安定型であるケースが多いように思います。

またバズるHeroコンテンツに多いのは3番目の山のある推移であり、その内容(予告)がサムネイルと動画タイトルに反映されていることが大井と感じております。(もちろん視聴維持だけでなく、圧倒的なインプレッションのクリック率の高さでHeroとなるケースも多いのですが…)

もちろんHeroだけでなく安定成長には優秀なHubコンテンツも必要になります。言い換えると「既存のファン(チャンネル登録者やリピーター)へのウケが良かったのかどうか」が問われるということです。

アナリティクスではありませんが、YouTubeStudio>ダッシュボード>最新の動画のパフォーマンスで、最新公開動画の視聴回数を、直近10本の動画を対象に、公開後同じ時間でのランキングしてくれます。

公開直後はまさに既存のファンのリアクションが把握できます。その後時間の経過とともに新規視聴者への露出もできているかどうかが分かります。Heroとして機能しているかどうかチェックできるわけです。

またアナリティクスでは「リアルタイム」で確認するという方法もあります。

定期的にチェックしておくと、時間単位や分単位でも通常との差異の中から既存のファンのリアクションに気づくことができます。

以上のようにチャンネル全体の把握とある程度の問題意識をもって動画単位の分析を行っていただくことで、よりご自身のコンテンツがどのように機能しているのかを客観的に捉えることができます。ぜひお試しいただければと思います。

とはいうものの…

良いヒント、発見があったとしても既存のものとまったく同じコンテンツを展開するわけにはいきません。それがYouTubeの難しさです。

ということで次回は動画をグループ化することで次のアクションにつなげやすくする、というテクニックをご紹介させていただきます。