Stay at Home, Keep on Musicの趣旨にご賛同いただいたピティナ・特級グランプリの皆様から、ピアノを演奏している皆様へ向けて、メッセージをいただきました。グランプリによる演奏も、おうちの音楽時間にお楽しみください。
◆ 2016年度 特級グランプリ尾崎未空さんみなさんこんにちは。
まずは、この文章を読んでくださっている方々が何より、変わらず元気で過ごせていることを祈ります。今までに世界中が経験したことのない状況で、そして様々なことについて先の予定を立てるのも難しい中、どのように日々生きていけばいいのか私自身も模索しているうちの一人です。このような中でもやはり、ピアノを演奏できることは私を多く支えてくれるものだと実感しました。気分のさえないような日もありますが、楽器があることでむしろリラックスすることができ、気持ちを発散することができると改めて気づきました。特に今はそれぞれの個性に合う方法で、日々の楽しみや発散法、癒しを見つけていくべきときですね。
読書は私も好きなのですが、せっかくなので一冊、私が高校生のときに読んだお気に入りの本を紹介したいと思います。パウロ・コエーリョの『アルケミスト』、有名な本なので、もうご存じかもしれません。迷っているときには勇気や活力が沸いてくるような、そしてまた、どのような年代の方々でも何かを味わえるお話だと思います。
次に何を読もうかと迷っていらっしゃる方々は、よろしければ読んでみてください。また徐々に元通りの生活が戻ってきたときに、できるだけ豊かな気持ちで人々が往来できる世の中であるといいなと願っています。そして音楽を通して、今までよりも更に多く、何かを届けられる演奏家であるよう、私自身この時間を有意義に過ごしたいと思います。
尾崎未空尾崎未空さんの名演を振り返る
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第13番 嬰ヘ長調 BWV858
未空さん、14歳の無垢な祈り(2010年、Jr.G級全国決勝大会)
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」より「ペトラルカのソネット第104番」
グランプリを受賞した2016年特級セミファイナルから
