ジャズ系

ジャズは1900年頃、アメリカ南部のニューオリンズで発生したといわれています。アフリカからアメリカに渡った黒人の間に広まっていった音楽(舞踏・音階・複合リズム・コール&レスポンスなど)とヨーロッパの音楽(和声・楽器など)に、即興演奏の要素を加えたものがジャズの原点です。ブルース、ラグタイムなどの音楽を母体とし、デキシーランド・ジャズ→スウィング・ジャズ→ビ・バップ→モード・ジャズ→フリー・ジャズとより自由なスタイルへ発展していきました。


ブルース②

※ブルースの発祥の地、その特徴、代表曲、ピアノ教則本・曲集のブルース(キーC)などは、連載第1回をぜひご参照ください。

前回ご紹介したキーCのブルースに引き続き、今回はキーFとキーGのブルースを取り上げます。ピアノ教材にもとにかくよく出てくるリズムなので、お手持ちの楽譜を確認していただくか、ピアノ曲事典もぜひ検索してみてくださいね(紹介する全ての曲にリンクを貼ってあります!)。

キーF(へ長調)のブルース

まずは復習も兼ねて、キーFのフォーマット例と、Fブルース・スケールを挙げておきます(譜例1・2)。譜例1を左手で弾きながら、譜例2を右手で弾いてみると、このスケールはコードが変わっても使えるということがよくわかりますね。

キーFのブルース フォーマット例 譜例1 キーFのブルース・スケール 譜例2

キーG(ト長調)のブルース

次に、キーGのフォーマット例とGブルース・スケールを掲載しておきます(譜例3・4)。譜例3を左手で弾きながら、譜例4を右手で弾いてみると、それだけでブルースの香りがプンプンしてきませんか?

キーGのブルース フォーマット例 譜例3 キーGのブルース・スケール 譜例4

ピアノ教則本・曲集のブルース(キーF、キーG)

ここで、ピアノ教則本・曲集に出てくる、キーFとキーGのブルースを列記しておきます。ブルースの特徴(連載第1回)と照らし合わせながら、楽譜を眺めてみてくださいね。

キーFのブルース 1. 定型パターン

基本フォーマットとコード進行

自由度があるもの

基本フォーマットとコード進行

自由度があるもの

また、実際のリズムの習得方法、演奏法&指導法についてはeラーニングにて詳しく紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。

よくわかる!ピアノレッスン教材のリズム攻略法 ~バスティン教材を中心に~

第2回 ブルース② キーFのブルース《Blues in F》バスティン他

講師:佐土原知子、丹内真弓 ダイジェスト動画 よくわかる!ピアノレッスン教材のリズム攻略法 ~バスティン教材を中心に~

第3回 ブルース③ キーGのブルース《バンダナ ブルース》バスティン他

講師:佐土原知子、丹内真弓 ダイジェスト動画
佐土原 知子 さどはらともこ◎国立音楽大学卒業。『ミュージックスタジオ・アラモード』主宰。『ピティナTOKYOポピュラーステーション』代表。『クリスタルPianoコンクール』代表。著書及び音楽情報誌の執筆多数。著作物及び『ポピュラー活用塾』(現在オンラインにて開講中)、eラーニング『よくわかる!ピアノレッスン教材のリズム攻略法』、ステップ課題曲、ピアノ曲事典などを通して、ポピュラージャンルの推進・指導者育成にも長年尽力。ムジカノーヴァ2022年9月号付録『100選!ピアノ演奏に役立つ 世界のリズムマップ』を考案・監修。ピティナ評議員。日本音楽著作権協会会員。 ウェブサイト 世界のリズム&スタイルTOP