登場から演奏は始まっている
安嶋 健太郎先生 インタビュー

ピティナや、その他のステージを客席からご覧になって、演奏以外の部分で気になられていることはありますか?
行進のように出てきたり、お辞儀が前屈のようになっていたりといった姿を見ると「微笑ましいな」と思う事もありますが、やはり
舞台姿が美しい
に越したことはないですね。
ご自身がステージで演奏される時に何か意識されていることはありますか?
コンクールに出場していた頃は楽器がどのような状態か、どのような響きなのか、前の奏者のピアノの椅子の高さはどのくらいだろうかなど、落ち着くための時間が必要でしたが、幸いなことに今は演奏前にピアノの状態や椅子の高さを確認する事ができます。暗いステージが明るくなって、どのタイミングで出るか。椅子に座ってから音を出すまでの流れは、
舞台に出る前からイメージ
するようにしています。
ピティナのトークコンサートのような場合は小さいお子さんも多いので、なるべく笑顔で。そして、光沢のあるシャツや、華やかな色のタイやチーフなどを選んだり、スーツ以外のものを選んだりもします。女の子たちはドレスを着て非日常の世界を楽しんでいるので「男の子も遊べるよ」という意味もこめて。
読者の皆さんへメッセージをお願いします!
恥ずかしそうに舞台に登場したり「まだ完成していませんが」などと控えめな演奏前のコメントに接する機会も少なくないのですが、舞台に立つなら
謙遜の美学はひとまず忘れて
。ステージは
「自分が主役!」
の気持ちで、思いきり楽しみましょう!
ステージでのイメージを持つためにも、コンサートホールに足を運んで沢山の
生の演奏
に接して欲し
いと思います。
演奏会独特の空気感
というのは、CDや映像では体感出来ないものですから。
あじま けんたろう◎大学在学中より多くのコンクールで入選、入賞を果たす他、マスタークラスにも積極的に参加するなど、研鑚を重ねた。1998年にデビューリサイタルを開催。その後はソロのほか、国際音楽祭への出演を含め、多くの国内外の演奏家とも共演し、協奏曲や室内楽、伴奏においても高い評価を得ている。洗足学園音楽大学講師、昭和音楽大学非常勤講師。
トピックスTOP