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シュナーベル

シュナーベル

Schnabel, Artur

1882 - 1951   ドイツ

作曲家としてのシュナーベルは、決してピアノ音楽のフィールドだけに留まることなく、3曲の交響曲、5曲の弦楽四重奏曲の他、多数の歌曲や室内楽を残している。生涯をかけた長い作曲キャリアの中で、彼は後期ロマン派的な書法から出発し、シェーンベルクやクルシェネク、セッションズとの交友を通して徐々にラディカルな語法を獲得していった。その転換点として多くの研究の注目を集めているのは、アルトとピアノのための《ノットゥルノ》(1914)と、《ヴァイオリンのための無伴奏ソナタ》(1919)である。《ノットゥルノ》は、1913年より頻繁にシェーンベルクと議論の場をもっていたシュナーベルが、シェーンベルクの作品、特に《ゲオルゲの『架空庭園の書』による15の歌曲》op.15 (1908-1909) および《月に憑かれたピエロ》op.21(1912) の影響を受けてデーメルの長編詩に付曲した作品で、ここでは従来の楽曲の構成原理、すなわち調的中心と小節線が完全に放棄されている。《ヴァイオリンのための無伴奏ソナタ》では、《ノットゥルノ》で開拓された線的構造の自由な発展がさらに追究され、「尽きることのない創造性とよくコントロールされた集中の尊敬すべき融合」(クルシェネク)によって、「おそらく無伴奏ヴァイオリンというメディアにとって史上最長の作品」(同)が生み出されている。

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