PTNA
ピティナ・ピアノ曲事典 PTNA Piano Encyclopedia
ライブラリ
戻る
イベール

イベール

Ibert, Jacques

1890 - 1962   フランス

こうした友情にも関わらず、批評家たちはイベールを「フランス六人組」のメンバーとして数え入れることはなかった。これは、彼の作曲方針や書法などの影響というよりも、彼が1914年に勃発した第1次世界大戦に海軍士官として従軍したり、1919年には29歳でローマ大賞を受賞してイタリアへ留学したりするなど、パリを離れている時期が多かったことが大きい。ローマ大賞への応募は、ジェダルジュやヴィダルらからの反対を押し切ってのものと言われており、のちにイベールの評伝を執筆したジャック・フェショットによると、作曲家はナディア・ブーランジェの助力を得てコンクールの準備を進めたという。大賞の審査に参加していた作曲家のアンリ・ビュセールは、提出されたカンタータ《詩人と妖精》のスコアに目を通した際、その独自性に大きな感銘を受けたことを述べている。この大賞受賞と3年間のイタリア滞在により、イベールの作曲家としてのキャリアが開花することになった。また、同じ時期には彫刻家のロゼット・ヴェベールと結婚した。ヴェベール家は父親が画家、妹は文筆家という芸術志向の一家であり、イベールはヴェベール家と家族ぐるみの付き合いをしていたデレを通してロゼットと知り合いになった。

こちらも読んでみませんか

作品一覧 (52曲)

トッカータ (1)

スケルツォ (1)

室内楽 (1)

ベルスーズ(子守歌) (1)

演奏動画 (6)

楽譜

admin