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ヴェルフル

ヴェルフル

Wölfl, Joseph

1773 - 1812

先述の通り、奏法に関してもヴェルフルは先進的な技術を使った。左手に自由に使う奏法や、現在まで英国に続くいわゆる「ヴェルフル・ジャンプ」と呼ばれる奏法がそれである。これはかの有名なリストの《ラ・カンパネラ》に繋がるテクニックとされ、特筆すべき点である。 ピアノ教授の面に目を向けると、彼はロンドンでの教授活動で非常に先鋭的な方法をとっていたという。ヴェルフルは J. S. バッハに傾倒しており、自らの作曲様式やレッスンで《平均律》を使っていたあたりにもそれは現れているのだが(《平均律》をレッスンで使うこと自体は珍しくはない)、その尊敬の深さゆえか弟子全員に《平均律》の全曲暗譜を課していたと伝えられている。また弟子のチャールズ・ニート Charles Neate によれば、イギリスで楽式論を教授に取り入れた初めてのピアノ教師がヴェルフルだったという。なお、ヴェルフル著作のピアノ教本には Op. 56『ピアノ・メソッド Méthode de Pianoforte』がある。

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