バッハ :フーガ (ラインケンの主題による) 変ロ長調 BWV 954
Bach, Johann Sebastian : Fuge nach Reinken B-Dur BWV 954
作品概要
楽曲ID:2261
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:フーガ、ピアノ独奏曲、ピアノ・ソロ、変ロ長調
総演奏時間:5分10秒
作品番号:BWV 954
調:変ロ長調
著作権:パブリック・ドメイン
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Bach, Johann Sebastian : Fuge nach Reinken B-Dur BWV 954
楽曲ID:2261
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:フーガ、ピアノ独奏曲、ピアノ・ソロ、変ロ長調
総演奏時間:5分10秒
作品番号:BWV 954
調:変ロ長調
著作権:パブリック・ドメイン
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ヤン・アダム・ラインケン(1643-1722)はハンブルクの教会オルガニストで、バッハの時代にはオルガン芸術の巨匠として名を知られていた。1720年にバッハがハンブルクに求職した時、ラインケンは試験演奏に接し、伝統的な技法を自在に操るバッハの技量を絶賛したという逸話が伝えられている。
テーマ(主題)に60個もの音符があるフーガです。長さは4小節分あります。バッハの書く、B-durは気品があります。途中、半音階的進行が入ってきて、強い表現にもなりますが、品のある、あるいはおしゃれな楽しさをイメージして下さい。このフーガはテーマの部分よりもむしろテーマが来ない部分の処理が難しいかもしれません。 例えば、13~15小節間はテーマがありません。この3小節間はシークエンスと考えて良いと思います。バスはこの時、16分音符で進行しますのでとても解りやすいのですが、問題はソプラノとアルトにあります。 バッハが音価の大きい音符を使って、それらをタイで繋げたとき、とても歌心があるラインになる場合がしばしばあります。この3小節間のソプラノだけ、そしてアルトだけを弾いてみて下さい。そしてそれらを歌の部分とお考え下さい。ソプラノとアルトを合わせ、2重唱と考えます。 ここでどうしても避けたい演奏は: 1 ソプラノとアルトの音質や音量が全く一緒であること。 2 ソプラノとアルトの各声部が歌のラインとして扱われないこと。 の2つです。ソプラノとアルトが混同してしまい、しかも機械的な硬い演奏で、歌心の欠片も無い演奏だけは避けるようにします。テーマが出てくるところは、テーマ自体が器楽的ですので、それはそれで良いのですが、テーマが出てこないところは、歌のラインもあることを念頭に置いて下さい。