リスト :調のないバガテル S.216a R.60c
Liszt, Franz : Bagatelle ohne tonart S.216a
作品概要
楽曲ID:568
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:種々の作品、バガテル
総演奏時間:2分50秒
作曲年:1885
著作権:パブリック・ドメイン
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楽譜情報:1件
作品解説
演奏動画 (1)
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前回までのあらすじ 悩める18歳のピアニスト・鍵一は恩師より音楽史研究のミッションを授けられ、1838年のパリへとワープする。リストの勧めでサロン・デビューをめざす最中、チェルニーから贈られたのは、秘曲『夢の浮橋』の楽譜の一部であった。19世紀で通用するコンポーザー・ピアニスト(作曲家兼ピアニスト)になるべく、鍵一は『夢の浮橋変奏曲』※1の作曲に取り組む。現代日本に一時帰国した鍵一は、京都貴船※2の叔父のアトリエに身を寄せた。古都の風景に19世紀パリの思い出を重ねつつ、創作の日々が始まる。 水琴窟きらら♪ 雪あらしがようやく止んで、貴船山は陽のひかりに包まれた。日課の『チェルニー40番』※3を弾いたのち、鍵一は朝の庭へ出た。まんべんなく降り積もった雪に、猫のフェルマータが足跡をつけてゆく。織部型の石灯籠※4、ガレのガラスランプ※5、その他さまざまに散らかった叔父の趣味が、今は真っ白に埋もれている。鳥の声が高い。澄んだ空気を吸い込むと、この雪景色のなかで生まれ変われるような気がした。たわむれに、紅葉の枝から雪のかたまりをつ