ダマーズ, ジャン=ミシェル :2台のピアノのためのソナチネ
Damase, Jean-Michel : Sonatine pour deux pianos
作品概要
楽曲ID:63575
楽器編成:ピアノ合奏曲 ジャンル:ソナチネ
作曲年:1964
著作権:保護期間中
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作品解説 (2件)
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Damase, Jean-Michel : Sonatine pour deux pianos
楽曲ID:63575
楽器編成:ピアノ合奏曲 ジャンル:ソナチネ
作曲年:1964
著作権:保護期間中
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作品概要出版年 1966年初出版社 Salabert楽器構成 2台ピアノ または 2台ハープ総演奏時間 約14分1964年作曲。20世紀芸術の代表的な擁護者の一人に数えられるパストレ伯爵夫人(Lily Pastré, known as La Comtesse Pastré)への献呈。「フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲」(1961年)、「フルートとハープのためのソナタ(第1番)」(1964年)など、現在でも広く演奏される充実した作品が多く手がけられた時期の所産である。1965年12月11日、Concert du Triptyque にて、エリザベト・フォンタン=ビノシュ(Elisabeth Fontan-Binoche)のハープと作曲者のピアノにより初演。当初の作品表記は「Sonatine pour harpe et piano」であったが、出版時に「Sonatine pour deux harpes (ou deux pianos)」の表記となった。1971年にミシェル=エリーズ・ケラール(Michèle-Elise Quérard)と作曲者による2台ピアノの演奏がLP盤(Inedits ORTF 995019)で出たほか、1975年には当時の「鉄のカーテン」を越えて、ソ連の名手 Vera Dulova & Natalia Shameyeva により2台ハープ版が録音されたことも興味深い。急、緩、急の3楽章よりなる。第1楽章 アレグロ(ハ短調)。ソナタ形式。陰影を帯びた第1主題、ブルーノートが印象的な第2主題を軸に、展開部に入り新たなモチーフも加わって有機的に絡み合い、立体的な拡がりをみせる。再現部では美しい分散和音に乗り二倍の音価に引き延ばされた第1主題が回帰する。これは、ダマーズが多くの作品の中で一貫して繰り返し用いた常套的な手法である。第2楽章アンダンテ(ト長調)。典型的な緩徐楽章。たおやかな表情の中に転調の妙が光る。第3楽章プレスト(ハ長調)。ロンド形式。ロンド主題は7度から10度までの跳躍を伴いながらも流暢なもので、多彩にはつらつと展開する。2台の楽器の間の協調、かけあい、連携への配慮も行き届き、全体として見事な均整と古典的な格調が保たれている。弾きやすく聴きやすい、2台ピアノのレパートリーとして広く親しまれてよい名作といえる。
@import url(https://themes.googleusercontent.com/fonts/css?kit=14dgYqx_Cp1tGq6KbvoZpQ); 作品概要 出版年 1966年 初出版社 Salabert 楽器構成 2台ピアノ または 2台ハープ 総演奏時間 約14分 1964年作曲。20世紀芸術の代表的な擁護者の一人に数えられるパストレ伯爵夫人(Lily Pastré, known as La Comtesse Pastré)への献呈。「フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲」(1961年)、「フルートとハープのためのソナタ(第1番)」(1964年)など、現在でも広く演奏される充実した作品が多く手がけられた時期の所産である。1965年12月11日、Concert du Triptyque にて、エリザベト・フォンタン=ビノシュ(Elisabeth Fontan-Binoche)のハープと作曲者のピアノにより初演。当初の作品表記は「Sonatine pour harpe et piano」であったが、出版時に「Sonatine pour deux harpes (ou deux pianos)」の表記となった。1971年にミシェル=エリーズ・ケラール(Michèle-Elise Quérard)と作曲者による2台ピアノの演奏がLP盤(Inedits ORTF 995019)で出たほか、1975年には当時の「鉄のカーテン」を越えて、ソ連の名手 Vera Dulova & Natalia Shameyeva により2台ハープ版が録音されたことも興味深い。 急、緩、急の3楽章よりなる。第1楽章 アレグロ(ハ短調)。ソナタ形式。陰影を帯びた第1主題、ブルーノートが印象的な第2主題を軸に、展開部に入り新たなモチーフも加わって有機的に絡み合い、立体的な拡がりをみせる。再現部では美しい分散和音に乗り二倍の音価に引き延ばされた第1主題が回帰する。これは、ダマーズが多くの作品の中で一貫して繰り返し用いた常套的な手法である。第2楽章アンダンテ(ト長調)。典型的な緩徐楽章。たおやかな表情の中に転調の妙が光る。第3楽章プレスト(ハ長調)。ロンド形式。ロンド主題は7度から10度までの跳躍を伴いながらも流暢なもので、多彩にはつらつと展開する。2台の楽器の間の協調、かけあい、連携への配慮も行き届き、全体として見事な均整と古典的な格調が保たれている。弾きやすく聴きやすい、2台ピアノのレパートリーとして広く親しまれてよい名作といえる。