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シェーンベルク

シェーンベルク

Schönberg, Arnold

1874 - 1951

1899年に作曲された、リヒャルト・デーメルの同名の詩を用いた弦楽六重奏曲《浄夜》Op. 4は、シェーンベルクの重要な初期作品の一つに数えられる。半音階の生み出す斬新な響きだけでなく、ソナタ形式とデーメルの詩の形式的な含意を組み合わせるという形式上の多義性を備えている。翌1901年には管弦楽伴奏付き歌曲《グレの歌》の作曲が開始された。本楽曲は当初、ウィーン楽友協会主催の作曲コンクールのために構想されたが、オーケストレーションが完成したのは1911年のことであった。同年末にベルリンに引っ越したシェーンベルクは、同地でリヒャルト・シュトラウスと知己になる。シュトラウスが彼の交響詩《ペレアスとメリザンド》を評価したことがきっかけとなり、シェーンベルクは大学での音楽講師の職や、助成金を得た。ベルリン滞在中には、ドライリリエン出版社を立ち上げたマックス・マルシャルクともコンタクトを取り、同社からはシェーンベルクの比較的小編成の作品が出版されている。1903年の夏にウィーンに帰ったのち、彼は当時ウィーン宮廷歌劇場の音楽監督をつとめていたグスタフ・マーラーと親交を結ぶ。また、1904年にはアルバン・ベルクとアントン・ウェーベルンを弟子として迎えた。この頃までに書かれた初期作品にはまだ、ワーグナーやマーラーといった、後期ロマン派の影響が色濃くあらわれている。時期を同じくして、他の作曲家の作品の編曲も行うようにもなった。

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楽譜

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