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フィルチ(フィルチュ)

フィルチ(フィルチュ)

Filtsch, Carl

1830 - 1845   ドイツ

ショパンは、基本的に子どもや初心者を弟子としなかったものの、フィルチはマチアス Georges Mathias(1826-1910)等と並んで、幼少期からのレッスンを認められた。以降、パリではショパンから平均週3回、約1年半のレッスンを受けた。1842年の夏、ショパンがノアンに滞在し、パリを離れた際にはリストが無償でレッスンを行ったが、ショパンはリストによって教えられたいくつかのニュアンスに対して批判的であったという。それは、ショパンがフィルチの才能を開花させようと、気を配っていたことの現れでもあろう。ショパンは、フィルチが自身とあらゆる点で似ていることからも「おやまあ、なんていう子だろうか。これほど私のことを理解できるとは。こんなとてつもない才能に出会ったのは初めてだ!」(Eigeldinger 2020, 208)と述べ、その才能を評している。1843年1月11日には、ロートシルド James Rothschild(1792-1868)邸でショパンのピアノ協奏曲 ホ短調 作品11をショパン自身と2台ピアノで演奏し、その際には、ヴィアルド Pauline Garcia-Viardot(1821-1910)をはじめ、当時の優れた歌手達も集まったという。その他、パリでは多くの芸術家達の知遇を得て、大きな影響を受けた。

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楽譜

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