1821年、オペラ《エマ、または軽はずみな約束 Emma, ou la promesse imprudente》によって初めて成功を収め、この頃から台本作家のE.スクリーブと組んで、数々の優れたオペラを残している。オーベールの名声を決定的なものとした5幕のオペラ《ポルティチの物言わぬ娘 La muette de Portici》(1829)は、音楽的にも劇的にも非常に優れた作品であり、オペラのジャンル史の観点からも、グランド・オペラの頂点に位置する作品として重要な意義を持っている。オーベールのこの作品に続いて、マイヤーベーアらが傑出した作品を発表し、フランスのグランド・オペラは最盛期を迎えた。