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ラヴィーナ

ラヴィーナ

Ravina, Jean-Henri

1818 - 1906   フランス

ラヴィーナは、南仏ボルドーに生まれた。同地屈指のピアノ教師だった母の指導を受け8歳でカルクブレンナーのピアノ協奏曲を演奏するなど早くから神童ぶりを発揮した。1831年パリに行き、ヅィメルマンのクラスに入学した。3年後には一等賞を得てピアノ科を修了、35年には和声・アッコンパニュマン(スコア・リーディング)でも一等賞を得た。その後一時的に母校で教職を得るが、彼はヴィルトゥオーゾ・ピアニストの道を選んだ。1838年、彼はリストをも凌ぐ超絶的な野心作《12の演奏会用練習曲》作品1(師ヅィメルマンに献呈)を出版、作曲家としてのキャリアを開始した。1840年代後半、ヒット作《ノクターン》作品13(c.1845)、《12の様式と向上の練習曲》作品14 (1846)を境に書法は一気に成熟し、テクニックの誇張よりも作品の入念な構成に重点を置いた高雅なサロン音楽や練習曲を書くようになる。年長の友人ロッシーニに献じられた《祈り》作品51、美しい夜空を描く《星の夜》作品76、様々な心模様を歌う内省的な《3つの無言歌》作品95等々は素朴だが決して凡庸ならざる魅力的な旋律とドラマチックな展開をそなえた名作である。晩年にはウェーバーやショパン作品の校訂を手掛けたほか、ベートーヴェン交響曲全曲の連弾用編曲も行っている。彼は1906年、88年の長い生涯を閉じた。ラヴィーナの音楽の大部分はまばゆい光と生の力強さに満ち溢れている。19世紀は深刻で重厚な内面的表現に特色があるとされる「ロマン主義」というイメージに彩られてきたが、ラヴィーナにおいてはそうした従来の音楽史観ではその価値を捉ることは難しい。

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楽譜

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