ラコンブ :大三重奏曲 第2番 イ短調 Op.41
Lacombe, Louis : 2e Grand Trio a-moll Op.41
作品概要
楽曲ID:17030
楽器編成:室内楽 ジャンル:種々の作品
作品番号:Op.41
調:イ短調
著作権:パブリック・ドメイン
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Lacombe, Louis : 2e Grand Trio a-moll Op.41
楽曲ID:17030
楽器編成:室内楽 ジャンル:種々の作品
作品番号:Op.41
調:イ短調
著作権:パブリック・ドメイン
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古典的なソナタ形式である。イ短調の主音と属音の反復からはじまる一風変わった響きを持つ第1主題は、ピアノの低音域により pp ではじまりヴァイオリンが表情豊かに旋律を受け継ぐ。2度目はチェロとピアノにより f で奏され、やがて力強さを持つ豊かな響きに到達する。移行部は、主題と同じリズム型を伴いつつも3拍目にアクセントがある舞曲的な特徴を持ち、ff でしばらく力強さが保たれる。複付点のリズムを持つ短い動機が移行部のなかであらわれる。ひとたび変ロ長調で、第1主題の変形がヴァイオリンで穏やかに奏されるがまた ff に戻り、ふたたびト長調で第1主題の変形がチェロで奏される。引き延ばされたチェロの旋律はそのまま独奏的な性質を伴い、第2主題へと受け継がれる。力強い第1主題とは対照的なハ長調の第2主題は、穏やかなコラール的な響きを持つ。静かに響くピアノの四和音のうえに飾らない美しさを持つヴァイオリンの旋律が奏でられる。移行部に登場した複付点の動機を境に、第2主題が弦楽器のユニゾンにより ff で朗々と歌い上げられる。
《大三重奏曲》作品41もまた伝統的な4楽章構成をとるものだが、弦楽器の繊細な扱い、意表を突くテンポの変化、輝かしいピアニズムなど多くの点でラコンブの豊かな閃きと思考が際立っている。この《大三重奏曲》は1878年8月16日、パリ万博の公式室内楽コンサート第11回で演奏されている。