ドビュッシー :12のエチュード(練習曲) 8本の指のために
Debussy, Claude Achille : 12 Etudes "Pour les huit doigts"
作品概要
楽曲ID:22424
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:練習曲、ピアノ独奏曲、ピアノ・ソロ
総演奏時間:1分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
クリックで拡大
楽譜情報:5件
作品解説 (2件)
演奏動画 (2)
関連記事
- 12の練習曲より第7曲:半音階のために series
12の練習曲より第7曲:半音階のために 2m11s/YouTube 第6曲「8本指のために」と同じような音型を半音階でたくさん使っています。また、「8本指のために」と同様、ほとんど無窮動で最後まで書かれています。「8本指のために」では以前も書いたとおり、ドビュッシーは2,3,4,5の指使いにこだわりました。しかし、この曲では「8本指のために」と同じ音型であったとしても、1,2,3,4の指使いを用いるようにした方が良いと思います。その理由は、この曲にはおどけた感じ、スピード感、切れ味が必要であることと、イ短調という、フラット系の変ト長調の第6曲よりは明るい風情の調性をもつためです。ショパンやブラームスは彼らの作品で多くの指使いを考案していますが、ドビュッシーはそれをさらに進化させて、親指を黒鍵から白鍵へ移動させるさまざまな技法をあみだしています。また、ブラームスの演奏技法と同様、親指は短いから白鍵を打鍵するという一般常識はこの練習曲にはまったく使えません。同じモチーフは同じ指使いで弾くことでモチーフの音楽的表現の統一感が得られると思います。だから、場合によっては1の指が黒鍵に来てしまった
- 前奏曲集第2巻より第8曲「水の精」 series
前奏曲集第2巻より第8曲「水の精」 4m04s/YouTube ピアノ曲の同名の作品として、フランス近代の大作曲家、ラヴェルの「夜のガスパール」の第1曲があります。演奏機会はラヴェルの方が多いように思われます。ラヴェルの方の「水の精」は、アロイジウス・ベルトランという詩人の書いた詩をラヴェル自身が曲の冒頭に載せています。物語的で、作品もソナタ形式で息の長いメロディーが綿々と歌われるものです。そこにラヴェルは詩に書かれた水の精のイメージを、ある程度安定した形のトレモロやアルペジオで表現しています。ドビュッシーは、これとは全く異なるスタイルで作曲しています。イメージとしては、前奏曲集第2巻の第4曲「妖精はよい踊り子」や前奏曲集第1巻の第9曲「パックの踊り」などの世界と同じでArthur Rackhamという挿絵作家が書いた挿絵などから連想される、いたずら好きで、踊ったり、泳いだり、歌ったりしながら人間を誘惑する、そういったものです。つまり、気まぐれで可愛らしいところがあると同時に、不気味さももっている、そういうものから受ける動きや印象が音楽になったと考えるべきでしょう。従って、ラヴェルの「
こちらも読んでみませんか
楽譜
- ドビュッシー ピアノ曲集7 (株)音楽之友社Amazon
- ドビュッシー ピアノのための12の練習曲 DEBUSSY (株)全音楽譜出版社Amazon
- ドビュッシー集2 (株)春秋社Amazon
- 標準版 C.ドビュッシー 12の練習曲 (株)音楽之友社Amazon
- Amazon