バッハ :フーガ イ短調 BWV 947
Bach, Johann Sebastian : Fuge a-moll BWV 947
作品概要
楽曲ID:2254
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:フーガ
総演奏時間:3分40秒
作品番号:BWV 947
調:イ短調
著作権:パブリック・ドメイン
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Bach, Johann Sebastian : Fuge a-moll BWV 947
楽曲ID:2254
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:フーガ
総演奏時間:3分40秒
作品番号:BWV 947
調:イ短調
著作権:パブリック・ドメイン
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19世紀の出版譜(ライプツィヒのペータース社によるバッハ鍵盤作品全集、グリーペンケルル校訂、1847年刊)より古い資料がいっさい失われているため、真贋が疑われる作品。初版となった校訂譜は、フォルケル所蔵の手稿譜に基づいて作られた。
バッハに限らず、どの作品に関しても共通して言えるピアノの特性をお話しします。ピアノは他の、弦楽器や声楽などに比べて極端に非音楽的な楽器です。それには多くの理由がありますが、その中の1つとして、同じ音の連打という問題があります。 同じ音の連打というのは、全く同じ強弱レベルで、全く同じタイミングで同じ音を連打した場合に起こるお話になります。これをやってしまうと、ピアノという楽器は極端に機械的に硬くきこえるようになります。 このフーガの冒頭も連打音があります。1小節目を例に取ります。冒頭、A3つ、その次に、Hが3つあります。筆者の見ている楽譜には1小節目の4拍目に向かってクレシェンドが書かれておりますが、勿論これはバッハが書いたものではありません。この楽譜を編集した人によるものですが、強ち間違ってはおりません。冒頭の連打音を全て同じレベルで弾くことで、非音楽的な演奏になります。 このフーガのテーマ(主題)の向かう音は、2つあります。1小節目を例に取ります。1つ目のゴールは2小節目1拍目表拍のCです。ここに向かって行く感じを出しますので、連打音のAとHがそれぞれ、同じ音量にならないように注意してCに向かいます。 2つ目に向かう音は3小節目のEです。1つ目のゴールにたどり着き、そこで一度音量を落として2拍目のAで終わります。そしてこの2拍目のAから、今度は3小節目のEに向かって再びクレシェンドをかけます。1つ目のゴールと2つ目のゴールを比べたとき、明らかに2つ目のゴールの音が1つ目より大きくなるようにして下さい。以降、テーマが出てきたら同じように処理してください。