ロッシーニ :老いの過ち 第9巻 「ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウム、ホルンのためのアルバム」 わが最後の旅のための行進曲と思い出
Rossini, Gioachino : Péchés de vieillesse Book VIX "Album pour piano, violin, violoncelle, harmonium et cor" Marche et reminiscences pour mon dernier voyage
作品概要
楽曲ID:59607
楽器編成:歌とピアノ ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:8分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
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チマローザの後のイタリアのピアノ作品の作曲家はガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)でしょう。ロッシーニは1792年生まれで彼よりも先輩になりますが、ピアノ音楽の作曲ではドニゼッティのほうが先んじています。後述のように、ロッシーニが「老年のいたずら」を作曲するのは、1857-68年の彼の晩年期に当るからです。 器楽作曲家としてのドニゼッティはもっと注目されてしかるべきです。ロッシーニと同様、19世紀前期のイタリアでは、ハイドンとモーツァルト受容がとても重要な意味を持っていました。それはロッシーニの初期の作品、「弦楽のためのソナタオペラ」に端的に示されています。編成はヴァイオリン2、チェロ、コントラバスという編成で、弦楽合奏の形でよく演奏されます。1804年作曲のこの作品集の透明な書法と形式感は、ロッシーニがウィーン古典派、とりわけモーツァルトの後継者の一人であったことを示しています。さらに「アルジェのイタリア女」(1813年初演)では、モーツァルトの「魔笛」から明らかに借用した旋律が含まれているだけではなく、この作品のプロットは「後宮からの誘拐」の焼き直しのようでもあります。ま