アルカン, シャルル=ヴァランタン :スケルツォ・フォコーソ Op.34
Alkan, Charles-Valentin : Scherzo focoso Op.34
作品概要
楽曲ID:6031
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:スケルツォ
作品番号:Op.34
著作権:パブリック・ドメイン
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- 第47回「小スケルツォ」 series
著者のホームページで楽譜配信中 『エスキス』がどのようにして完成に至ったかについては連載第25回でいちど考察を述べました。初期段階から相当な計画性のもとに着手された曲集なのではないか、と。複雑な調性の並びのルールはもちろん、どこにどんな雰囲気の曲を置くか、なんてことまで、事前にある程度は決めていたに違いないと思えるのです。 というわけで第25回のときには、4巻それぞれの最初と最後の曲の性格の違いを取り上げて、そこにアルカンの意図を見出せるのではないか、という話をしました。そういう計画性を感じる部分はほかにも色々とあって、たとえば1巻の「叱責」~「嘆息」と続く流れや、3巻「熱狂」と「悲しき小さな歌」の対比などがあげられる。そしてこの4巻に2曲のスケルツォが含まれていることも、アルカンの思惑の表れたひとつの例ではないか、と私は感じます。 4巻は第37曲「小さな小さなスケルツォ」から始まるのですが、最後から2番目となる今回の第47曲もまた「小スケルツォ」となっている。実はスケルツォと名のつく曲は『エスキス』全体で2曲しかない。ア