ヘラー :ワルツ集 Op.145
Heller, Stephen : Un cahier de valses Op.145
作品概要
楽曲ID:7359
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:ワルツ
総演奏時間:14分20秒
作品番号:Op.145
著作権:パブリック・ドメイン
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Heller, Stephen : Un cahier de valses Op.145
楽曲ID:7359
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:ワルツ
総演奏時間:14分20秒
作品番号:Op.145
著作権:パブリック・ドメイン
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出版: Leipzig, Breitkopf & Härtel, 1878献呈:Frau Léon Charité in Rouen9 曲からなるワルツ集からの1 曲。1840 年代半ばから断続的に行われたヘラーのワルツ作曲への取り組みは、私淑していたショパンの創作を継承するものである。ヘラーの回想として伝えられる逸話によれば、ある時ヘラーが出版者シュレジンガーの店先にいると、そこへショパンが顔を出した。ヘラーが任意のワルツの演奏を頼むと、ショパンは逆にヘラーの好きなワルツを尋ねた。強いて一曲を挙げるならあなたのイ短調のワルツ(作品34-2)です、とヘラーが答えると、ショパンは自分もそれが一番のお気に入りだと喜んだ。ショパンの没後、彼の作品を題材にした作品を書いたヘラーにとって、その存在はシューマンと並び格別の意味をもっていた。第1 番 モデラート曲集の冒頭を飾る即興的な趣のワルツ。複重線の前後で大きく2部分に分けられる。イ短調のIV 度で始まるので、直ぐには曲の主調(イ短調)が判らない。曲中、主題らしい旋律は現れず2 種類の着想(a : 1 ~6 小節, b : 11 ~20 小節)に基づく分散和音の響きが転調しながら交代する。この曲の硬質で透明な響きはヘラーの初期作品に「銀色の輝き」を感じとったシューマンの印象を思い出させる。
出版: Leipzig, Breitkopf & Härtel, 1878