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クレメンティ

Clementi, Muzio

1752 - 1832   イギリス

国内コンサート登場回数: 8回

ロンドンでの安定した生活のおかげでクレメンティは集中的に作曲・出版活動に取り組むことができた。二つの交響曲 作品 18 (変ロ長調、ニ長調)、ピアノ協奏曲として構想されたピアノ・ソナタ 作品 33-3、アルペッジョや技巧的走句に基づく即興的な序奏と歌唱的旋律を基調とし劇的な展開を見せるカプリッチョ(作品 17; 作品34-3,4)そして彼の創作の大部分を占めるピアノまたはチェンバロのための数々のソナタ。クレメンティが 18 世紀、とくにウィーン滞在以後に出版した鍵盤作品にはハイドン、モーツァルトにしばしば帰される盛期古典派の様式的特徴、高度な和声、対位法的造詣がはっきりと刻印されているばかりか(作品 24-2)、とくに 1790 年代以降はベートーヴェンに先立ってソナタというジャンルにおいて新しい楽章構成も試みた(冒頭にソナタ・アレグロを置かず緩徐楽章で開始する作品 25-4 イ長調、第 1楽章にアダージョの序奏を置く作品 33-2)。ピアノの製作に携わったクレメンティは、演奏技法においてもピアノの歌唱的表現、オクターヴで低音を響かせ分厚い和音を駆使した交響的音響を探求し(作品 33-3)ピアノによる新しい表現の可能性を押し広げた。教育的な意図の下に書かれた《6 つのソナチネ》作品 36(1797)は、今日クレメンティの代名詞のように取り扱われているが、彼の全出版作品における唯一の「ソナチネ」であり 、他の奇想曲やソナタ等を一顧だにせずこれを作曲家クレメンティの代表作とみなすのは大きな誤解である。

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