ピエルネ :即興的奇想曲 Op.9bis
Pierné, Gabriel : Impromptu-Caprice pour piano Op.9bis
作品概要
楽曲ID:88005
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:カプリス
総演奏時間:6分00秒
作品番号:Op.9
著作権:パブリック・ドメイン
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Pierné, Gabriel : Impromptu-Caprice pour piano Op.9bis
楽曲ID:88005
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:カプリス
総演奏時間:6分00秒
作品番号:Op.9
著作権:パブリック・ドメイン
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原曲はハープ独奏曲(Op. 9)。近代フランスの代表的なハープ曲の一つとして長く親しまれ、現代でも頻繫に取り上げられる。発表当初より好評を博し、作曲者自身がピアノ独奏版(Op. 9bis)を書いた。ピアニスティックな改変は最小限にとどめ、大部分でハープ用の原曲をそのままピアノで弾かせる。もう一つ、ハープ独奏用のコンサートバージョン(Op. 9ter)もある。こちらは原曲の一部をハーピスティックで技巧的なパッセージで装飾、拡大したもの。原曲は1885年、ピエルネ22歳の作。ハーピストの Provincialli-Celmer夫人への献呈。ABAの典型的な三部形式。カデンツァ風の序奏に続く主部Aはアレグレット・モデラート、8分の6拍子、変イ長調。中間部Bはアレグロ・マ・ノン・トロッポ、8分の3拍子、ハ短調。各部のつなぎに短いカデンツァが入る。19歳でローマ賞の覇者となった早熟の人らしく、初期作品ながらすでに安定した大家の風格を漂わせる。ピアノ版は簡素な中に清楚なロマンティシズムを湛え、その美質は原曲のハープ版にも比肩する。ピエルネ自身のピアニストとしてのレパートリーでもあり、1907年にピアノロール(Phonola)に自作自演を残した。ピアノ曲として何の違和感もなく、チェルニー40番程度で意外なほど弾きやすい。学習者にもドビュッシーやフォーレなどと並行してぜひ取り組んでほしい。